10時間目

「音楽は自由だ!学」はなわ先生

‐唯一無二の1曲を、来た人みんなで作っちゃおう‐

 
  • 講師:はなわ先生(お笑い芸人・シンガーソングライター)
  • 日時:2019年1月27日(日)
  • 会場:GEILS(ガイルス)

講座レポート

ライブハウスが藩校になるなんて…!記念すべき10時間目の「弘道館2」はまたもや史上初の試み。今冬最高の寒さと言われた1日、外の雪を溶かす勢いでステージに現れた講師のはなわ先生。会場に集まった受講者や観覧者のボルテージが一気に上がります。

ツンツン頭でおなじみ、佐賀が生んだお笑い芸人のはなわ先生ですが、音楽活動、アイドルグループのプロデュースなど活動の幅は広く、その原点は小学校5年生の時に引っ越してきた佐賀だと言います。当時「佐賀にはなんもなか、佐賀やけん仕方んなか」と故郷に自信のない大人たちが多いことに強い違和感を覚えたそう。その時の気持ちをバネにしてお笑い芸人として東京で活躍することを目標に、小学生時代から、歌を作ったり、クラスメイトを笑わせたりしていたと語ります。2011年に佐賀へ家族で移住、佐賀を拠点に活動を続けるはなわ先生ですが、「この時代、佐賀だからといって何もできんってことはない!佐賀だからこそできるという視点を!」とキッパリ断言。

はなわさんが自分らしく活動し、成功する為に挙げたキーワードは4つ。「根拠のない自信」、「唯一無二」、「自分のキャラを知る」、「自由な発想」。芸能界では自分に自信がある人が活躍していることが多く、「ウソでもいいから、自信を持って生きていれば前向きな道が拓ける」と受講者へアドバイス。誰かのマネをせず、自分の魅力を自分で分析することもとても大事と語り、受講者たちもはなわ先生の人生哲学にぐいぐい引き込まれていきます。「曲作りや音楽はお笑いより自由。今日はその自由の面白さをみんなに伝えたいし、一緒に楽しみたい」と曲作りのワークショップがスタートしました。

実は曲作りのワークショップは初めてというはなわ先生、「プレッシャーもあるけど、これも“唯一無二”。ドキドキすること、緊張感は大切だよね」。まずは歌詞づくり。受講者たちが書いた夢に対する想いをピックアップして気になった言葉を並べていきます。「どこにいても夢は叶う」「目の前のテストも頑張りたい」「佐賀の飯を食ってみろ」「じいちゃんを超える米をつくる」とバラバラ。会場からは笑いが絶えません。受講者の想いを聞きながら「みんな佐賀が好きなんだね。いい意味でショックだし感動!佐賀愛についての曲を作ろう!」とクリエーティブ魂に火がついたはなわ先生。長年一緒に曲作りを行っているという、ミュージシャンで音楽プロデューサーの成田忍さんと作曲にとりかかることに。

ステージでははなわ先生がベースを弾きながら鼻歌で即興メロディーを作っていき、それに成田さんがギターを弾いて合わせ、パソコンでアレンジしながら組み合わせていく作業が続きます。受講者たちの手拍子やコーラスを加えながら、だんだん曲が出来上がっていくプロの現場に圧倒される受講者たち。はなわ先生の表情も次第に険しくなっていきます。生みの苦しみと楽しさ、そしてプロのプロセスを目の当たりにした1時間半。受講者の言葉にはなわ先生の想いを重ねた、唯一無二の一曲が見事に出来上がりました。

「Love Love 藩校しようぜ」と始まるキャッチ―なメロディー。みんなで体を揺らし、手拍子を打ちながら熱唱。ライブハウスが一つになり、受講者たちは全員笑顔に!はなわ先生も汗を拭きつつ、「難しかったけど、楽しかった!またやりたい!」と興奮気味に語ってくれました。今まで芸能界で生き抜くにあたって、失敗も多かったというはなわ先生。「失敗は全然マイナスじゃない。困難な道へ進んだ方が、後に自分に返ってきて必ず強くなれる」とチャレンジ精神の大切さも教えてくれました。

最後に恒例の佐賀弁メッセージでは、一言、「この一曲にメッセージは詰まっとっばい!」。 “佐賀愛”を歌った曲づくり。受講者、そしてはなわ先生にとっても初めての経験となり、忘れられないと1日となりました。

告知動画

講師プロフィール

佐賀市出身。1995年芸人として活動を開始。デビュー曲「佐賀県」(2003年5月21日発売)はオリコン5位(推定売上25万枚)、1stアルバム「HANAWA ROCK」はオリコン9位(同15万枚)を記録し、同年の紅白歌合戦にも出演。数々のテレビ出演を重ねる中、NTV「有吉ゼミ」では息子愛が放送され話題となる。また、男装ユニット・風男塾のプロデュースや、昨年発売の「お義父さん」が、YouTube公開後20日間で試聴回数が100万回を突破するなど、作家・歌手として多彩な音楽活動を展開中。